meta quest3を使い始めて2週間たった。
Quest3を使うことで、物理ディスプレイを使わないスタイルにも慣れてきました。 というか、もう物理ディスプレイには戻れそうもないです。
モニターレスなので、いつでもどこでも同一環境で作業ができるので 自宅外での作業も快適になりそうです。
とはいえ、自宅外では周りの目が気になるのでなかなか実践はできそうもなさそうですが。
さて、使ってきての良い点・改善されるといい点をまとめておきます。
ただ、あくまでも今まで仕事で使っていたマルチモニターをQuest3の環境に切り替えた 場合の感想です。というか、この2週間MR/VRとして他の使い方を全くしていないので そちらの感想はかけないという、とても偏った感想となっております。
Quest3+immersedで実現する仮想モニター環境の良い点
- 視界全面に大きなモニターが配置できるので見やすいし、動画を見れば迫力があります
- キーボード・マウス操作もMRモードでは全く問題なく利用できますし、VRモードでも一部エリアをパススルーで見せることができるので違和感なく利用できます
- モニターの配置を自由にできるので物理的な制約を受けない位置に配置できる(ちょっと目線を下げれば見える位置に配置するみたいなこともできます)
- 度付きレンズを使用することでかなりクリアに見ることができる(物理モニターほどではないが問題ない程度にはクリアになります)
- モニターをOFFにした状態でquest3を無線接続した状態でも問題なくログイン画面からログインができるため、完全にモニターレス運用ができる
- ほぼ丸一日Quest3をかぶっていても疲れない
- wifi接続でも十分な表示レスポンス。ただもっとレスポンスが欲しい場合にはUSB接続モードにすればより高速なレスポンスが期待できます
もっと良くなってくれたら嬉しい点
- immersedの初回接続時の仮想モニターの解像度が4kになっていて負荷が非常に大きいため都度解像度設定を行う必要がある
- 使い始めるためにimmersedの接続に1分程度必要なため、使いたい時にワンテンポ待ちが発生してしまう
- バッテリーの消費が結構大きいので長時間運用の場合、USBで充電しながら使うか、休憩時にまめに充電するなど運用を気を付ける必要がある
- 解像度4kでの利用はもっさりするのでお勧めできないが、2kの運用は十分問題ないので複数画面での運用で賄える
- immersed上でHDCP保護コンテンツを見る場合には、chrome + ハードウェアサポートoffにする必要がある
まぁ、色々書きましたが初回起動時の仮想モニターの解像度を都度変更する必要がある点とバッテリーの持ちについてが ほぼ悩みだったのですが、今は以下の運用でほぼ個人的には影響のない状態になっているいます。
解像度設定についてはワンボタンで変更できる環境を構築することで改善した。具体的にはdisplayplacer
というCLIコマンドを使って、
Loopedeskというショートカットキーデバイスにキーを割り当ててることで、設定する際にワンボタンで変更できるようにした。
バッテリーの持ちについては、完全なバッテリー運用だと本体だけで2h弱、eliteストラップの追加バッテリーを繋いでも3h弱でであり 長時間運用を考えると心許ないが、USB給電を行いながら運用すれば1時間で数%の消費で済むので長時間運用も問題ない状況になった。
まぁ、理想を言えば1日バッテリー運用し、夜中充電で100%に戻す形ができれば本当にいいのだが、まぁ期待しすぎかなと。
そうそう、Quest3自体は悪くはないが、Quest3でモニター運用することで困ったことが3点ほど。
- ドリンクをコップから飲む時にQuest3にあたって飲みづらい。
- QRコードが画面に表示されてiphoneとかで認証する時に仮想画面上の表示なのでiphoneから撮影できずログインができない(Lineのログインとか)
- iPhoneのFaceID認証の時に認証されないので、コード認証になって手間がかかる
これらも完全ではないが回避策があってなんとか凌いでます。
- ドリンクを飲むのはストローを使って解決。
- QRコードはスナップショットをとってAirDropで連携して解決(これじゃできない時も実はある)
- FaceID認証時にちょっとだけゴーグルを持ち上げれば実は認証できる
と、数回に渡り Quest3の利用感について記事を書いてきたが一旦一区切りとします。 とはいえ、利用に際して大きな事案が発生すれば書くことがあるかもしれないですが。